名探偵コナン 1143話 Raw / 名探偵コナン 1143話ネタバレ | このように、FILE.1142はキャラクターの心理描写と緊迫した展開が絡み合い、読者を引き込む内容となっています。
名探偵コナン 1143話 Raw
名探偵コナン 1143話ネタバレ
事件現場 | 米花駅 |
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登場人物(レギュラー) |
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登場人物(容疑者) | 紙袋をもった男3人 |
被害者 | とくになし |
容疑者A・B・Cから事情聴取をし、持ち物検査まで行ったコナンや小五郎。
コナンはすでに事件が解けた様子だが、英理と、なんと小五郎まで事件が解けた様子で…
漫画家だったCさんの正体と手がかり
映画の助監督だと名乗っていたCさんの正体は、実は漫画家だったことが判明!
モデルガンに付着していた消しカスや、グリップ部分に残っていた黒い指紋は、彼が普段から描いている証拠で、モデルガンの握り方も漫画を書くための握り方だと指摘される。
また、手の中指にできていたのは“ペンだこ”。これも漫画家の証と言えるだろう。
さらに、小五郎が「バミる(立ち位置をマーキングする映像業界の用語)」という言葉を知らなかった点を指摘すると、Cさんはしどろもどろに。
映画業界の人間であれば知っていて当然の用語だということで、嘘が露呈した。
TV局ADだったBさんの真実
続いてBさん(キャップをかぶった若い男)は、TV局のAD(アシスタントディレクター)であることが明かされる。
足元に貼りついていたビニールテープや、紙袋の中に入っていたスケッチブックは、出演者やスタッフへの指示出しの道具として使われるもので、ADである証拠となった。
また、紙袋の中にあった牛乳パックの中身は、ゴム風船に赤い液体を入れて栓をしたドッキリグッズ。
さらに、シール付きの赤い厚紙は「水没検知シール」で、水がかかると赤く変色するという仕組みだった。
しかし、「鉄砲(長期休養明けの競走馬)」という競馬用語を知らなかったことで、彼もまた小五郎にウソを見抜かれてしまう。
英理からは「ウソをついていたら詐欺罪に問われることもある」と言われ、BさんとCさんは大慌てで謝罪した。
弁護士を騙ったAさん、正体は詐欺師
そして問題のAさん(けつアゴの男)は、「ある資産家の子供の身代金として一億円を預かった」と話していたが、その正体は詐欺師だった。
Aさんは西杯戸駅に向かい、相棒と合流して一億円を託すと、意気揚々とタクシーに乗るが……。
なんとタクシーには、小五郎・英理・蘭・コナンの4人が先回りして待っていた!
実は、紙袋の中にスマホを仕込んでおり、Aさんと相棒の会話を録音していたのだ。
さらに、小五郎が疑問に思っていた弁護士バッジの番号もウソ。
英理が「バッジの裏にはちゃんと登録番号が書かれている」と暴き、Aさんの嘘が完全にバレる。
そして「身代金」とされたお金からは防虫剤のような臭いがしており、誰かのタンス預金を流用したものであることが判明。
最終的に、特殊詐欺グループは全員逮捕された。
小五郎の“密会”の真相とオチ
事件が無事に解決し、ひと段落したその時——小五郎のスマホが通知音を連発!
不審に思った蘭がスマホを確認すると、「マロン」という名前の人物からメッセージが届いていた。
浮気を疑う蘭と英理が慌ててカフェに駆けつけると、そこにいたのは栗山さんだった!
実は、小五郎は蘭の誕生日プレゼントや、英理へのホワイトデーのプレゼント選びについて、栗山さんに相談していたのだった。
状況がバレてしまった小五郎は気まずさから“煙のように”逃走。
その様子を見たコナンは、「煙のコチョロー」と上手いことを言い、事件の幕を閉じたのだった。
小五郎と英理の再接近?今後の関係性に注目
今回の事件は、小五郎と英理がタッグを組んで見事に詐欺を暴くという展開が描かれました。
夫婦の息の合った連携プレーは、過去の名コンビぶりを彷彿とさせるもので、お互いを信頼し合う感覚がまだ残っていることを印象付けています。
また、ラストで栗山さんが登場したことで、小五郎が英理のためにプレゼントを選ぼうとしていたことが明らかになり、関係修復の兆しが見えましたw
読者にとっても“復縁フラグ”が立ったように見えたのではないでしょうか?
コナンと英理、小五郎を超える推理力バトル
事件の終盤、小五郎と英理が「ウソをついているのは1人」と同時に見破った場面は、ふたりの頭脳の高さを改めて感じさせる演出でした。
しかし、最終的に真相のピースを揃えて仕上げたのはコナン。この流れから、「名探偵・毛利小五郎」と「敏腕弁護士・妃英理」さえも超える推理力を持つコナンの立ち位置が明確になったシーンとも言えます。
また、今回の事件は物理的証拠と心理的揺さぶりの両方が絡んでおり、コナンの観察眼と論理力が際立ったエピソードでした。
マロンの正体はまさかの栗山さん!小五郎の家族への想い
スマホの通知で蘭と英理が疑心暗鬼になる「マロン」のメッセージは、小五郎の女性関係の伏線かと思いきや、実は“栗山さん”だったという見事なオチに。
これはギャグパートとしても面白いですが、同時に小五郎が蘭や英理のことをちゃんと考えている父親・夫としての一面を示しているポイントです。
普段のダメ親父っぷりとのギャップが描かれることで、小五郎というキャラクターの多面性を際立たせています。
今後の家族ドラマ展開にも期待が持てる仕掛けでした。
特殊詐欺という現実をテーマにしたエピソード
今回の事件での犯人グループは、「身代金詐欺」や「タンス預金を狙った詐欺」など、リアルな犯罪手口が使われていました。
これは読者にとっても身近に感じられる現代的な犯罪であり、名探偵コナンの「社会性を持たせたミステリー」という姿勢が強く出た回だったと言えます。
また、善人のように装いながら嘘を重ねる登場人物たちを通して、「言葉の信頼性」や「見抜く力」の大切さを強調しているようにも感じられました。
名探偵コナンFILE.1143本誌のネタバレと考察を総括
今回のエピソードは、日常回のように見せかけながらも、嘘と真実の見極め、そして人間関係の機微が巧みに織り込まれた秀逸なストーリーでした。
- 小五郎と英理の掛け合い
- コナンの冷静な推理
- 安室や栗山さんの登場が物語に深みを与えた
- 毛利家の成長?や絆を感じさせる展開
- “ウソ”というテーマを通じて、それぞれの人物の内面や想いが浮き彫りになる
- 事件の真相以上に、人間ドラマとしての面白さも際立った
- 今後の伏線にもつながる可能性を感じる
- 伏線回収はいつなのか…
次の名探偵コナン本誌、少年サンデーは5月21日の水曜日から連載再開かな。