カグラバチ 74話ネタバレ「夜明け」

酌揺、淵天、飛宗、妖刀を一斉に抜く

幽が再び、座村清市を訪れる

前回、六平国重が殺害されましたが、神奈備は座村の所に護衛を送りますが、幽がそこに現れ神奈備が送った護衛を殺してしまいます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

幽は自分達が六平国重を殺したことを明かし、我々の名が“毘灼”だと座村に教えます。さらに契約者も既に一人始末したと座村に教え、これでノルマは達成、毘灼の人員にも限りがあるのでこれ以上は契約者は殺さないと幽は言います。そして、改めて幽は座村に交渉がしたい、改めて未来の話だよ、と言います。座村は真打に施された封印は安定を維持するのに十分だ、安定は続くはずだった…、横やりさえなければな、と幽に言い、毘灼が厄災・蠱（こどく）を引き起こそうとしているだけだと言います。しかし、幽はそれは少し違うと言い、“安定は続くはず”と何故そう言い切れるか、座村に問いかけます。封鎖されている小国の国土に今もなお、真打によって咲いた花が残っているそうで、玄力の塊なので戦闘が終われば消えるはずだと幽は言い、消えていないのは戦後から剣聖の戦意が絶えていない証だと座村に断言します。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

さらに幽は真打と剣聖はかつて想像を大きく超えた事を指摘、安定が続くはずなんて見込みはいつだって超えかねない、可能性ならずっとあったと言い、ぬるい情に甘え真実を隠し生き続けたのは契約者の罪だと言い、命滅契約の仕組みの事を座村に指摘します。幽は、俺の目的は剣聖を処刑し真打を振ることだ、と座村に明かします。“蠱”は剣聖だからこそ引き出せた真打の“本領”だと聞いている、よって俺の目的はむしろ厄災・蠱を止めることに繋がると言います。さらに幽は娘はもういないのかと座村に聞き、未来のために罪を清算するチャンスをやる、と座村に共に厄災を止めようと協力を求めます。座村も幽の真意を掴みきれていませんが、今ここで毘灼や幽を斬ったとしても収まる話じゃない、最初から剣聖を処刑するべきだったと考えるようになります。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

一方、座村イヲリは叔母と暮らし始めて３年ほど経った頃、六平国重の訃報と共にイヲリの生活は神奈備の管理下に置かれるようになります。さらに半年後、巻墨がイヲリの元を訪れて、座村イヲリに関する記録・記憶を改竄する、これからは別の人間として平凡に生きるんだ、とイヲリに伝えます。君はたった今から座村清市の娘でなくなるとイヲリは言われ、今まで…辛かったね、と郎から声をかけられます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

イヲリは複雑な気持ちになりますが、座村清市の娘だから中傷と暴力を受けた、不自由を強いられた、と記録や記憶を改竄するのも仕方がないと考え、別の人間として平凡に生きる事を受け入れます。しかし、座村清市の娘だから、お父さんと一緒だったから最後にお母さんの笑顔が見れたんだ、とも思い悪い事ばかりでなかったと考えるようにします。最後に座村清市から、『辛い思いばかりさせて悪かったな、父』というメモを受け取り、イヲリは涙を流します。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

回想が終わり、第70話の続きが始まります。チヒロは昼彦を居合白禊流で斬りましたが、昼彦は毘灼の斗斗によって助け出され、妖術で別の場所へと移動します。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

昼彦はチヒロに斬られましたが、刀越しに斬られたようで傷は浅く治療はいいから……妖刀・酌揺を渡すように斗斗に言います。封印を完全に壊し記憶を取り戻したイヲリは、井倉に来てくれたお礼を言うと、再び刀を握ってチヒロと一緒に戦います。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

目を瞑れば血も見なくてするので、イヲリは怖くないと言い、チヒロと一緒に襲い掛かってくる敵を斬っていきます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

剣術は座村に教わっていましたが、真剣は初めてで目を瞑ったら何とか大丈夫、とイヲリが言うと、さすがにチヒロも驚きます。イヲリは座村清市と離れてからも剣術の練習はずっとしていたようで、もっと強くなれば全部跳ね除けるくらい強くなればまた、座村清市が一緒に入れくれるかな、と考えて練習を続けていたようです。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

イヲリは空を見上げると、あの空はお父さんの所為なのかとチヒロに聞き、みてるの？と、さらに質問します。チヒロは封印が解けたなら、座村もイヲリの事を思い出したはずだと言いますが、座村には今やることがある、君の事は見つけられないとイヲリに言います。イヲリは全部思い出した、だけどどれだけ足掻いても私の想いは届かない、と言い無意味だったとつぶやきます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

一方、斗斗から酌揺を渡された昼彦は酌揺を抜こうとしますが、妖刀抜いたら座村にバレちゃうよ、と斗斗に言われます。剣術を掴んでもこんな満身創痍じゃ……、と斗斗は昼彦に止めるように言いますが、どの道…千鉱は抜く、と昼彦は言います。しかし、斗斗は千鉱は一度座村に為す術なく斬られている、だからしばらく使ってないのに…今更、と言い、チヒロが淵天を使わないのでは？と昼彦に言います。一方、無意味とつぶやくイヲリに対して、無意味なんかじゃない、とチヒロはイヲリに話しかけます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

そして、今なら君の想いは届けられる、とチヒロは淵天を取り出します。チヒロにそう言われたイヲリは、一目会えるなら……、お父さんに会いたい……！！と今の気持ちを正直に打ち明けます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

2人は妖刀を同時に使用

その言葉を聞いたチヒロは淵天を使用、同時に昼彦も酌揺を使用します。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

座村が娘・イヲリの前に現れる

そして、淵天、酌揺を抜いたと同時に座村が飛宗を使用して、チヒロ、イヲリ、昼彦の前に現れます。

© 外薗健 カグラバチ 74話より

まとめ

第74話では、座村が幽や毘灼と手を結んだ経緯が描かれた後、回想が終わり場面は再び現在に戻ります。記憶が戻ったイヲリは一目会えるなら……、お父さんに会いたい……！！と言い、チヒロは淵天を使用して座村を呼び出します。一方、チヒロに斬られた昼彦はこのまま終われるか…、と言うと酌揺を使用してもう一度チヒロと戦おうとします。

そこに、飛宗を使用して座村が現れ、妖刀三つ巴の状況になります。座村は数年ぶりに娘のイヲリと再会する形になりますが、どのようにイヲリと接するのでしょうか？そして、再び淵天を使用したチヒロに対して、今度こそ座村は容赦なく淵天を奪うのでしょうか？三つ巴のこの状況、来週の展開も見逃せません。